WWFジャパンは、2022年1月から6月にかけて、全6回(予定)の「生物多様性スクール」を開催します。各回著名な有識者を招き、食、金融、経済など、身近な切り口で生物多様性について考えます。 全回のモデレータは生物多様性に知見の深い、井田徹治氏(WWFジャパン理事、共同通信編集委員)が務めます。
特別企画
四季折々の景観や草花、食、行事など、日本人の暮らしには、古来より豊かな自然が欠かせないものでした。近年、気候変動や生物多様性の喪失により、四季や様々な風物詩の変化が起こっています。本イベントでは、東京都杉並区の茶室「星岡」の会場より、オンライン配信で日本の伝統文化を切り口に生物多様性の重要性について考えます。モデレーターは、WWFジャパン理事で、立教大学特任教授、不二製油グループ本社CEO補佐の河口眞理子氏。株式会社QUICK ESG研究所 エグゼクティブ・アドバイザーで俳人の廣瀬悦哉氏、WWFジャパン専門ディレクターで裏千家茶道助教授、小原流華道家元教授の小西雅子が登壇します。ぜひご参加ください。
詳細
https://www.wwf.or.jp/event/organize/5009.html
背景
2022年のキーワードは「生物多様性」です。世界の生物多様性は過去50年で68% 喪失したと報告されています(注)。2021年の国連の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)では、気候変動と生物多様性喪失の2つの危機に同時対策することの重要性が強調されました。2022年中には、国連の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)のパート2が中国雲南省昆明で開催され、生物多様性について、パリ協定で合意されたような国際的な枠組みがまとめられる予定です。WWFジャパンは2030年までに生物多様性の劣化を食い止め、回復に転じさせる「ネイチャー・ポジティブ」に向けて、生物多様性についての認知と理解の向上を目指しています。